2017年10月6日金曜日

僕は、“夢を叶えた人間”ではない!



秋休みを昨日で終えて、本日からYAWP!backpackersは、運営を再開しております!


今回の休みは、いつも通りに映画ばかり観ていました。家で邦画「この世界の片隅に」を観て(僕は基本、アニメは映画館では観ません)、その翌日に映画館で洋画「ダンケルク」。二作品とも戦争を背景にする物語なのに、“庶民の普通の暮らし”を淡々と描いた前者と、“軍人が英雄になる様”をケレン味たっぷりに描いた後者でして。この対比に関しては、僕は日本人として、日本の感性や美意識の方を誇りに思いました。

「ダンケルク」は、期待値が高かっただけに、ガッカリ度も大きかったです。もう一つ、映画館で観た韓国映画の「新感染」の方が、はるかに素晴らしかったです。僕にとってはクリストファー・ノーランはマスト鑑賞な監督だったのですが、前作(インターステラー)もイマイチだったし、もうそのリストからは外そうかな・・・。


【秋休み中に観た11本の映画の、個人的★採点

★(大傑作!)
この世界の片隅に     
新感染 ファイナル・エクスプレス
スウィート17モンスター

★(よかった!)
雨の日は会えない、晴れた日は君を想う
ショコラ 〜君がいて、僕がいる〜
メットガラ ドレスをまとったまとった美術館

★(まぁフツー)
ワイルド わたしの中の獣
アメリカン・ヒーロー

★(イマイチ・・)
ダンケルク
ウーナ

★(やっちまったな!)
ストロングマン




・・・とまぁ、前置きが長くなりましたが、まずは月初めのいつものやつです!!!


【YAWP!来泊ゲスト国籍 トップ10(2015年4月〜:計1744)】

 ①アメリカ     288
名(+4)
 ②日本       217 (+13)
 ③イギリス     202 (+3)
 ④オーストラリア  180 (+5)
 カナダ      151 (+3)
 ⑥ドイツ       91 (+2)
 ⑦フランス      51 (+1)
 ⑧台湾        49
 ⑨ニュージーランド  40 
 ⑩スウェーデン    39 



【新規ゲスト数(泊数:日数平均:稼働率(キャパ))月別まとめ】

2015】
4月:22( 81:3.68:22%(12))
5月:28(132:4.71:35%(12)
6月:11( 60:5.45:17%(12)
7月:65(205:3.15:59%(12)
8月:98(312:3.18:93%(12)
9月:79(278:3.52:93%(10)
10月:91(253:2.78:94%(10)
11月:74(227:3.07:84%(10)
12月:84(229:2.73:82%(10)
【2016】
1月:59(198:3.36:73%(10)
2月:55(194:3.53:78%(10)
3月:72(242:3.36:83%(10)
4月:83(275:3.31:85%(12)
5月:100(278:2.78:80%(12)
6月:26( 72:2.77:60%(10)
7月:45(139:3.09:61%(12)
8月:81(247:3.05:66%(12)
9月:64(215:3.36:90%(10)
10月:56(152:2.71:61%(10)
11月:42(112:2.67:45%(10)
12月:68(191:2.81:68%(10)
【2017
1月:50(190:3.80:79%(10)
2月:22( 81:3.68:58%(10)
3月:55(151:2.75:97%(12))
4月:75(238:3.17:79%(12)
5月:61(185:3.03:57%(12)
6月:19(126:6.63:84%(10)
7月:54(186:3.44:55%(12)
8月:66(234:3.55:75%(12)
9月:39(149:3.82:54%(12)

計:1744(5627:3.23:68%※)
※稼働率のみ、直前一年間の平均



稼働はなんとか50%を越えましたが、総泊数が150に満たなかったため、ビミョウに赤字です。休みがなければ、黒字だったのは間違いないのですが。まぁ、しょうがない。


なんといっても9月は、平均泊数が3.82と、とんでもなく高かったのが、すごく嬉しかったです。ちなみに日本人ゲストの13人は、ほとんどが1泊で、泊数の合計は15。一方で、外国人のゲスト数は26人で、泊数は134でして、彼らの平均泊数は5.15! 5泊以上してくれたゲストが、なんと11人もいました!!

長期泊が多かったというのは、延泊と再泊がたくさん発生したおかげでもあります。ゲストが全体的にいつも以上に仲がよく、すごくいい雰囲気だったからでしょうね。特に、20泊もしてくれたアメリカ人のナイスガイが、すごく明るく楽しくフレンドリーで、皆から愛される人気者だったというのが大きな要因で、とてもありがたかったです。

それ以外にも、休み前の最終日にインしたゲストが、奈良のゲストハウスのオーナーさんだった(僕と同い年で、似たような時期に世界一周していた!)ので、旅や業界の話を肴に一緒に遅くまで飲んだりもしまして。そんな感じで、とにかく毎日がすこぶる楽しい一ヵ月でした。



ところで話は変わり、先日とある友人から、僕が“クラウドファンディング(の中の、夢を叶えたい!系の連中)嫌い”を表明した記事についての、反論を受けました。曰く、「大きな夢があっても、どうしても資金面で諦めざるを得ない人がいる」「素晴らしいアイデアがあるのに、資金が足りなくてそのアイデアを具現化できない人もいる」「そんな人たちにも平等にチャンスが与えられるべき」とのことで。さらには、「タクロウ(僕)は夢を叶えた側の立場なのに、なぜ彼らを応援しない?」とも言われてしまいました(笑)。


なるほど、それはたしかに一理あると思いましたし、そもそも僕はディベート好きな人間なので、なんというかこれは、“嬉しい反論”でした。それに対しての僕のさらなる反論は、「夢を追うにしたって、それは自身の能力や環境にアジャストさせるもんでしょ」「アイデアが本当に素晴らしいのなら、銀行や国庫がちゃんと貸してくれるし、国や自治体には助成金の制度だってある」「チャンスはもちろん与えられるべきだけど、それは道筋が常にあるということであって、簡単に夢を叶えるスキップボタンを渡すことではない」・・・といったところで。


例えば月収が20万円なのに、1億円の家を買う人なんていませんよね。今、①を持つものはいきなり⑩を得ようとせず、まずは②を目指すべきなのです。スキップボタンを渡すことは、むしろ彼らにとってはマイナスで、ただの甘やかしだと僕は考えるわけです。子供が欲しがるものを、ねだられる度に全部買い与えていたら、ロクな人間に育たないでしょう? 欲しい物は、自分で努力して手に入れる方が、喜びや達成感があるし、大切にするでしょう? それは言うならば、パラドックス的な僕なりの“愛”ですね。


さらには、前述の友人からの「お前は夢を叶えた側」に対して言いますと。僕にとっての“ゲストハウス開業”は、別に夢でもなんでもありません。僕にとってのこの仕事は、5年ほど前に、僕なりに真剣に「今後の人生をどう生きるべきか」を考え、そこで導き出したいくつかの選択肢の中の一つにすぎません。僕はそれからゲストハウス用の物件探しを開始しましたが、実は同時に他の選択肢の準備も進めておりました。

ゲストハウスは、80%は“立地”で勝敗が決まるという理解がありましたので、僕がゲストハウスをやる上での最低条件は、「完璧な物件を見つける」でした。なので仮に、いい物件が見つからず、そうこうしている間に他の選択肢の展開が進んでいたとしたら、僕はゲストハウスの開業には至っていなかったわけです。


僕なりに「完璧だ!」と思える最高の物件との出会いがあり、僕なりの勝算と言いますか、やっていける分析と自信があり、そこで他の選択肢を全て捨ててゲストハウスの開業を決意した、ということです。要はこれは、すごく冷静かつ戦略的な判断であって、「夢を叶えたい!」の熱量で突っ走った結果ではありません。こう言うと、ガッカリする人がいるかもしれませんが(笑)。


というわけで僕は、自身が“夢を叶えた”という意識がない以上、夢追い人に対するサポート欲?応援熱?みたいなものも基本は持ち合わせていないのです。僕が応援しようがしなかろうが、才能(お金を稼ぐ能力も含む)やセンスや分析力や人脈がある人は、自分で勝手に努力&工夫して夢を叶えるでしょうし。叶えられていないのは、“夢を追っている”という居心地のいい立場にいつまでも甘えているだけの、モラトリアムやワナビーな者がほとんどです。



そこで、ではなぜ僕の「どう生きるべきか」の中にゲストハウスがあったのか、という話をします。これまでは「僕はとにかく旅好きなので、いつでも旅をしている気分でいたい」「旅で出会った人々から受けた親切に対する、恩返しがしたい」といった動機しか公表していませんでしたが。

一言で言うと、僕の人間性の問題です。僕は、「いずれ起業する」というのは、はるか前から決めていました。誰がどう見ても“誰かに雇われるのは向いていない”、“会社という組織には順応できない”性格だからです。僕自身、心の底からそう思いますし、僕の家族からも、そう言われ続けてきました。

僕は究極の個人主義で自由主義、そして超がつくほどの面倒くさがり屋です。仕事をすること自体は嫌いではないのですが、誰の指図も受けずに、誰にも相談せずに、完全に僕のペースで僕の好きなようにやりたい。面倒くさい仕事はさっさと終わらせたいですし、面倒くさいと思う相手(上司や同僚)とは極力、距離を置きたい。完全に没頭型で、協調性が皆無なので、共同作業が全く出来ない。

なので僕は自身を、「起業を選んだ」というよりも「起業するしかなかった」ダメ人間、という認識なのです。さらには、僕の性格の大問題な点として、「同じ人と毎日顔を合わせることに耐えられない」というのもありまして。どんなに気が合う友人でも家族でも、めったに連絡を取りませんし、年に一〜三度ほど会うくらいが心地よい。普通にどこかの会社に就職して、たいして仲良くもない同僚たちと週に五度(×数年)も顔を合わせなくてはならないのは、僕にとってはストレスでしかない。


そのあたりの僕の人間としての欠陥部分を、クリアしてくれそうな仕事が“ゲストハウスのオーナー”だったわけです。外国人のほとんどは個人主義ですし、バックパッカーは基本、自由主義です。なので彼らとは僕は特に気が合い、“ちょうど良い距離感”で接することができます。ゲストの平均滞在期間は三〜四日なので、パっと仲良くなってババっとサヨナラをする。そんな“アッサリ感”も、ちょうど良い。


そして、日本人の古典的な美徳“勤勉に働くことは尊い”とは真逆の、外国人の“人生は楽しむべき”の価値観の方が、僕にはハマる。僕は、ゲストから「仕事、楽しそうだね〜」と言われることは多々ありますが、「たいへんそうだね」や「働きすぎだよ」といったことを言われたことは、これまでで一度もありません(笑)。この「仕事、楽しそうだね」は、外国人からの目線ではポジティブな「イイね!」でしょうが、日本人からの目線ではネガティブな「真面目に働けよ!」が含まれている気がします(実際に、日本人の年配の方から、過去に何度かそのような苦言を呈されたことがあります)。

また僕は、ゲストに対しては「迷惑にならない限りは、各々の自己責任で、好き勝手に過ごしてちょうだい」という放任のスタンスなので、基本的にはストレスも全くありません。もちろん、しかるべきレベルの責任感は、ちゃんと持ち合わせていますけどね。



そんな感じで僕は、ノーストレスかつ必要最低限しか働く気がなく、誰かと共同で作業をすることは苦痛。“長期で浅く”ではなく“短期の深い”人間関係を好み、とにかくノンビリと気の向くままに、マイペースに楽しく生きたい。だから僕は、ゲストハウスのオーナーという仕事がアジャストする、という結論に辿り着いたわけです。

僕はそんな人間なので、恋人が全然できないのだ、という自覚もありますけどね。恋愛や結婚、子育てとは、真逆にありそうな人生観だもんなぁ。恋人が出来たとしても、向こうに合わせる気が全くないので、いつもフラれちゃいますし(笑)。



僕は、アリではなく、キリギリスなのです。それも、夢を追うキリギリスではなく、アリの社会に全く馴染めなかったことで、そこから追い出された形のキリギリス。


こんな僕をいい感じに好き勝手に生かせてくれながら、末永く惚れてくれる物好きな女性が、どこかにいませんかねぇ・・・(笑)。



たまには、みんなでランチ




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